2026.08.01

あかん⋯8月はちょっと仕事がかなりシビアなスケジュールになっちゃてます⋯

こんばんは🌜️

今日はほぼ自宅でしたが娘と買い物にいった以外はオンライン面接、資料制作とほぼ一日仕事してました中村です。





そんな折、以前からの知り合いである素晴らしい演奏家の方から、こんな相談を受けました。


「今度、自分で音楽スクールを立ち上げようと思っているんです」


​長年プレイヤーとして一線で活躍してきた彼だからこそ、音楽に対する情熱もこだわりも人一倍。応援したい気持ちで話を聞いていたのですが、具体的なプランを聞いていくうちに、スクール経営のプロとして「これは事前に伝えておかなければならない」と強く感じるポイントがいくつかありました。  



普段結構自分と自分の会社と家族の事でいっぱいいっぱいなのでこう言う相談はあまり受けないんですが、旧知の仲と言う事もあり話を聞いてみました。



彼がプレイヤーとしての成功体験があるからこそ、陥りがちな「スクール経営の罠」。


今回は、僕がこれまでのスクール経営現場で培ってきた経験と実績をもとに、音楽スクール立ち上げ時に絶対におさえておくべきリアルな視点をお伝えします。


​1. 「出口(目標)」が曖昧な経営に未来はない


​相談の終盤、私が「で、最終的にこのスクールをどうしていきたいんですか?」と尋ねたとき、帰ってきたのは「まずは生徒を50人、できれば100人くらい集められたらいいなと思っていて…」という曖昧な答えでした。


​プロの経営視点から言えば、「生徒数」をゴールに設定している時点で、経営としては非常に危険です。



​必要なのは、「いつまでに年商いくらを達成し、どれだけの利益を残すのか」という数字としてのシビアな目標設定(出口戦略)です。



  • 年商目標が決まるからこそ、逆算して「適切な月謝(単価)」が決まる

  • ​必要な利益が決まるからこそ、「許容できる人件費や販促費」が決まる

  • ​「生徒100人」でも、安売りしていれば経営者の手残りはゼロになり、事業はパンクする


​「生徒が何人集まったか」は単なる結果(手段)に過ぎません。スクールを事業として存続させ、講師や生徒に還元し続けるためには、「経営数字としてのゴール」を最初にカチッと決めてから逆算して組み立てる思考が不可欠です。



​2. 「優秀な演奏家=優秀な講師」ではない


​続いて相談の中で出てきたのが、「周りに優秀なプレイヤーの知り合いがたくさんいるから、彼らを講師として集めた」というお話でした。


​これに対する私の回答は、「半分正解で、半分間違い」です。


​確かに、プレイヤーとして一流であることは素晴らしい強みですし、集客のフックになることもあります。しかし、「演奏が上手いこと」と「目の前の生徒に寄り添い、上達させられること」は全く別のスキルです。


​特に趣味で通う生徒さんの多くは、「上手くなりたいけれど、練習方法がわからない」「挫折しそう」という悩みを抱えています。そこで必要なのは、圧倒的なプレイヤースキルではなく、以下の3つです。



  • ​生徒の課題を言語化し、噛み砕いて教える指導力

  • ​モチベーションを維持させる共感力とコーチング力

  • ​一人ひとりのペースに合わせる柔軟性と接客意識

要は人間力!!


​「自分ができるから、なぜ生徒ができないのか理解できない」という状態に陥ってしまうと、生徒は離れていきます。「演奏家としてのスカウト」ではなく、「教育者・接客者としての適性」を見極めて講師を選定・育成することこそが、スクール存続の肝です。


3. 「安い月謝設定」は、誰にとっても不幸になる


​次に提示されたレッスン料金を見て、思わず言葉を失いました。


プロの視点から言わせていただくと、「あまりにも安すぎる」のです。


​立ち上げ初期は「実績がないから」「まずは生徒を集めたいから」と、相場より低価格に設定してしまいがちです。しかし、安易な低価格路線はスクール経営において致命傷になり得ます。


これは僕も弊社の地方教室などでは月謝をなかなか上げられず頭の痛い経験をしています。



  • 講師への適正な報酬が支払えなくなる(優秀な講師ほど離脱する)

  • 「安さ」目的の客層が集まり、無断キャンセルやトラブルが増える

  • どれだけ生徒が増えても、経営者の首が絞まり続ける


​価格とは、提供する価値に対する対価であり、スクールからの「覚悟」の提示でもあります。


自分たちが提供するレッスンにプロとしての誇りと価値があるのなら、最初から適正な利益が出る価格設定をするべきです。適正な価格設定があって初めて、環境への投資や講師への還元という「健全な循環」が生まれます。


​4. ホームページ制作のケチりどころを間違えてはいけない


​集客やマーケティングの話になった際、「HPはそこまでお金をかけず、安価な制作ツールや知人に頼んでサクッと作ります」とおっしゃっていました。


健全なマーケティング視点から言えば、これは「完全な不正解」です。


​現代において、ホームページは単なる「会社概要」ではありません。WEB上の「店舗の顔」であり、「24時間働く最強の営業マン」です。


​SNSで認知を取ったとしても、見込み生徒が最終的に体験レッスンを申し込むかどうかを決めるのはHPです。ここが素人っぽいデザインだったり、導線(UI/UX)が崩れていたり、魅力が伝わらない構成になっていれば、離脱率は跳ね上がります。



  • ​スクールの強みや世界観が瞬時に伝わるデザイン

  • ​スマートフォンで圧倒的に見やすいレスポンシブ対応

  • ​ストレスなく体験レッスン予約までたどり着ける導線設計


​ここにしっかり予算をかけ、プロの手で戦略的に作り込むことこそが、中長期的に見たときに「最もコストパフォーマンスが高い集客投資」になります。HPでの投資をケチることは、せっかくの集客の口を自ら塞いでいるようなものです。


と言う事で⋯音楽家から「経営者」へのマインドチェンジを


​今回のご相談を通じて改めて感じたのは、「素晴らしい音楽家だからといって、すぐに素晴らしいスクール経営者になれるわけではない」という現実です。


​スクールを立ち上げるということは、演奏者というプレイヤーの立場から、仕組みを作り、人を育て、事業を継続させる「経営者」へと立場を変えることです。



  • 「年商と利益」のシビアな出口目標から逆算して計画を立てる(粗利、営業利益くらいは理解しましょう)

  • プレイヤーではなく「指導者・プロデューサー」としての講師陣を集める

  • 価値に見合った「適切な価格設定」で事業の継続性を担保する

  • 集客の要である「WEBサイト」には妥協せず投資する


​熱い情熱と素晴らしい演奏技術があるからこそ、ビジネスとしての基盤(マーケティング・経営視点)を正しく整えてほしい。そう切に願っています。


彼のスクールビジネスが、一人でも多くの生徒に音楽の歓びを届ける素晴らしい場所になるよう、心から応援しています。


と言う僕も東京でスクール立ち上げ、運営に関わらせてもらってますが益々大きな話にもなってきてワクワクが止まりません。


こちらにきて新たに学ぶ事や新たな発見もあり自分が毎日成長しているのが分かります。

こんな経験は音楽専門学校でギターの練習を日々していた時以来かも(笑)


そしてやはり痛感しているのはビジネスをやるのならやはり東京一択であると言う事。


競合も仲間も素晴らしい経営者やプレイヤーが多く、この環境で仕事させてもらっているのが本当に有難いです。



秋ごろにはまたビッグなお知らせが出来るかも⋯⋯



それに向けてこの夏はビッシリ仕事して毎日7時間以上は寝まくりたいと思います。




先日名古屋駅ホームで食べたきしめん。

ここも値上げでインフレの波をしっかり感じました(笑)